「息子たちには、思うがまま好きなことを楽しみながらのびのびと育ってほしい。」
心ではそう思っている反面、この世の中がそこまで甘くないのも知っている大人としては何もせず見過ごすわけにもいきません。親のエゴだとしても、自己満足だとしても、子どもが幸せを掴むために必要かもしれない行動は惜しみたくないのです。
そこで日々さまざまな視点から「まだ幼い子どもたちに私がいまできることってなんだろう?」の思いを胸にリサーチをしています。
情報もくるくる上書きされるので終わることのないリサーチの毎日ですが、我が子のためを思うと見逃したくなく、あれもこれも取り入れたくなってしまいます。
そしていつのまにか情報過多でいっぱいいっぱいに…。笑
そうなる前に、さまざまな情報の中からひとつの答えに辿り着いたので、今回はそれについてお話しします。
目次 1.やはり見られていた親の背中 2.笑顔と会話 3.まとめ
1.やはり見られていた親の背中
ことわざにもあるように「親の背を見て子は育つ」。
結論から言ってしまうと、まさにこの通りです。
子どもは良くも悪くも親から学んでいることが多く、子どもの成長に重要な役割を担っている主な場所が学校ではなく家庭であることが、どの情報からも読み取れました。
それもそうですよね。
子どもが生まれ育つ環境は、ある程度大きくなるまでそう変わらないことがほとんどです。
育てとなる大人が身近なお手本になりやすいのも、ごく当たり前のことになります。
そこをふまえたうえで「賢い子」を育てようと思ったとき、整えるべきは私自身であることに気が付きました。
「早くお片付けしなさい」と言っている部屋にはまだ畳んでいない洗濯物が散らかっている。
「本を読みなさい」と言った私自身が子どもたちの前で本を読む姿を見せたことがない。
「大事に使いなさい」と言う私の周りには使われず放置してある文具や試供品、管理しきれない備蓄食料や日用品の数々。
思い当たる節のある方も多いのではないでしょうか?
実は私もまだ完璧に対応しきれておらず、少しずつ整えている最中です。
だけど同じような環境に悩んでいるおうちはチャンスだと思います。
親自身がこの状況を整えていく姿こそ、子どもに見せるべき姿(背中)だと思うからです。
そしてビフォーアフターを実感することで整ったおうちの気持ちよさをより実感できると思うのです。
まるで整理収納アドバイザーのような内容になってしまいましたが、私自身おうちをキレイに整えている方を尊敬していますし、真似をしたいとも思っています。
「賢い子」を育てることにおいて「家の中を整える」のに適した内容は、下記の書籍からも知ることができます。
賢い子どもは「家」が違う! 10歳までの「教育環境」で自分からやる子に育つ [ 松永暢史 ] 価格:1,430円 |
価格:1,540円 |
16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える究極の子育て 『賢い子』は図鑑で育てる [ 瀧 靖之 ] 価格:1,540円 |
タイトルからも「賢い子」に引っ張られている感は否めませんが。笑
どれも学校だけに頼らない「我が家の子育て」として取り入れたい参考になる内容となっています。
ちなみに私にとって書籍は図書館で借りるのが基本ですが、ずっと手元に残しておきたいと思った本は購入を考える形をとっています。これも家計を担う主婦の決め事です。
2.笑顔と会話をわすれずに
これは親子の間ではもちろん必要なことですが、より大事だったのは「夫婦の会話」でした。
夫婦に限定すると現代にはそぐわない場面も多々あると思うので、子どもにとってもっともよく目にする大人同士の会話や表情を思い浮かべてみてください。
・不満そうな顔でいつも誰かの陰口を言ってしまう
・無表情でたんたんとこなしている家事
・パートナーが起きても「おはよう」のあいさつをしない
いかがでしょうか?
笑顔もなければ楽しい会話もない暮らしがうかがえます。
恥ずかしながら、これが私自身の少し前の姿でした。
しかも理由はとくになく、ただ過ぎ行く毎日に不満ばかり募らせていたのです。
理想の「優しく柔らかい雰囲気のお母さん」とはかけ離れていました。
そこから現在、少しずつ脱皮中の進行形ではありますが、これまでに学んだことは多くあります。
学んでは反省をしての繰り返しです。
ただ、毎日続けることを意識したのは「笑顔と会話」。
思っていることは本人と会話しなければ伝わらず、伝えれば不満もたまらないと気づきました。
3.まとめ
子育てにおいてまず見直すべきは「自分自身」であることが伝わりましたでしょうか?
あまりにも基本的なことすぎて、私は見落としていました。
子どもにフォーカスしすぎると自分自身がどう見えているのかわからなくなるのだと思います。
「賢い子」に育てることに集中してしまうと子どもに対する期待もあがってしまいます。
そうなると子どもはきっとプレッシャーを感じる場面もあると思うのです。
子育ては家庭それぞれのやり方があるものですが、いろんな教育方針や考え方を目にすることで今までになかった発見が生まれると思います。
片づけをさせたいのなら、まずは常日頃から整える姿を自分自身が見せるのです。
本を読ませたいのなら、まずは子どもの前で本を読む時間をつくってみるのです。
大事にしてもらいたいのなら、まずは自分の持ち物を大事に使ってみるのです。
わざわざ見せつけるようなことをしなくても子どもは案外しっかり親のことを見ています。
私ですら意識してなかった言動を指摘してきたり、「これが好きだよね」とよく口ずさんでしまう歌を覚えて一緒にハモってくれたり。
「子どもになってほしい大人」に、まずは私がなろうと思います。
では!
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